【INC May使用構築】ストロンゲゲロ【剣盾ダブル】

はじめまして、Mと申します。

INC Mayで使用した構築の紹介です。

 

最高1746 ×× (推定2)

最終1635

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終盤に負けがかさんでしまい最終的な順位はパッとしなかったものの、目標としていた2桁順位に瞬間ですが到達できたことは嬉しく思います。

 

スト(リンダーとオー)ロンゲ(とガマ)ゲロ()

 

【構築概要】

このゆびとまれとサイドチェンジに悩まされ、それを解決できる高火力の範囲技に魅力を感じました。環境に多いミロカロスアシレーヌなどの水タイプと、リザードントゲキッスなどの飛行タイプに有利で、味方を巻き込むことのない範囲技オーバードライブに注目。ストリンダーを軸に構築を組むことを決めました。

 

ガマゲロゲペリッパー

ストリンダーを使う上で、キョダイカンデンとその追加効果が通らない地面・鋼・毒・電気タイプへの打点は必要不可欠です。これらにタイプ一致で弱点をつくことのできるガマゲロゲに注目しました。ガマゲロゲの苦手な草タイプや高耐久の水タイプにはストリンダーが有利で、2体は攻めの補完に優れています。ガマゲロゲの採用と同時にペリッパーの採用も決まりました。

 

トゲキッス

ストリンダーとガマゲロゲはそれぞれ地面タイプと草タイプの技を4倍で受けてしまいます。ドサイドンバンギラスのような高い耐久を持たない2体は、不一致・非ダイマックスの技でも瀕死になってしまいます。そこでストリンダーとガマゲロゲ4倍弱点の技を共に半減以下に抑えてこのゆびとまれを使えるトゲキッスを採用しました。このゆびとまれからキョダイカンデンを通して、麻痺+てんのめぐみエアスラッシュで相手を行動させずに勝つといったプレイングも想定しました。

 

シャンデラとオーロンゲ

ストリンダーとガマゲロゲ+ペリッパーではナットレイ入りのトリックルームと手動晴れに太刀打ちできないので、それらを共に対策できるシャンデラを採用しました。キョダイカンデンや熱湯の追加効果と祟り目の相性も素晴らしく、ストリンダー軸だけでなく、雨軸にも添えることができます。

オーロンゲは、後から構築に採用したポケモンです。PTが特殊一辺倒になったため嘘泣きを採用したかったこと、ドラパルトを電磁波+祟り目で倒せることに注目しました。この時点で持たせられるアイテムに限りがあったため、耐久の低い他の特性:悪戯心のポケモンではなく、ある程度の耐久が確保できるオーロンゲになりました。

 

 

【構成(採用順)】

ストリンダー(キョダイ個体)

持ち物:じしゃく

特性:パンクロック

性格:おくびょう

ステータス:151(4)-×-90-166(252)-90-139(252)

:オーバードライブ/かみなり/ヘドロばくだん/まもる

できる限り相手の上をとって状態異常を撒きたいので、臆病CS型にしました。特性が乗るタイプ一致の範囲技オーバードライブ、威力最大キョダイカンデンのベースになる雷、タイプ一致でダイアシッドでPT全体の火力を底上げできるヘドロ爆弾、低耐久のため外せない守るを入れて技構成は決定しました。基本キョダイカンデンかオーバードライブしか使わないため、持ち物は電気技の威力を1.2倍にする磁石にしました。ダイアシッドは他のダイマックス技に比べて威力が低いため、上昇率の恩恵を受けづらいだろうと判断しました。

 

ガマゲロゲ

持ち物:いのちのたま

特性:すいすい

性格:ひかえめ

ステータス:181(4)-×-95-150(252)-95-126(252)

:だくりゅう/だいちのちから/ヘドロばくだん/まもる

ルンパッパと比べて、控えめな性格でも最速バンギラスを抜けることがガマゲロゲの強みだと思います。次に解説するペリッパーとのすばやさ関係を明確にしつつ最速バンギラスを抜くために、Sは振り切りました。水・地面技の等倍範囲を活かすために持ち物は命の珠に決定。サブウエポンにはタイプ一致技が両方半減される草タイプに通るヘドロ爆弾にしました。ペリッパーの火力を上げる意味でも重要な技です。ダイソウゲンのベースとなる草結びだった時期もありましたが、相手のダイマックスにこちらもダイマックスを切る必要ができてしまうので使い勝手が良くなかったです。

 

ペリッパー

持ち物:ウイのみ

特性:あめふらし

性格:おくびょう

ステータス:139(28)-×-120-147(252)-90-125(228)

:ねっとう/ぼうふう/おいかぜ/まもる

すばやさは最速バンギラス抜きかつガマゲロゲ-1です。氷弱点のポケモンが環境に少ないため、一般的な技構成から冷凍ビームを除きました。追い風とダイアシッドの追加効果で終盤の詰め筋として機能することが多かった印象です。持ち物はオボンのみが正解でした。

 

トゲキッス

持ち物:防塵ゴーグル

特性:てんのめぐみ

性格:ひかえめ

ステータス:191(244)-×-139(188)-155(4)-138(20)-107(52)

:エアスラッシュ/マジカルシャイン/このゆびとまれ/てだすけ

H16n-1で命の珠フシギバナのヘドロ爆弾耐え調整、すばやさは麻痺ドラパルト抜きです。フシギバナの眠り粉ピンポイントで防塵ゴーグルを持たせています。サマヨール+フシギバナのような先発には、サマヨールの特性:おみとおしで持ち物がバレてしまいますが、ヘドロ爆弾がトゲキッス方向に飛んでくるだけなので、手助けが安定します。エアスラッシュは撃たなかったので、守るにするべきでした。

 

 

シャンデラ

持ち物:気合のタスキ

特性:もらいび

性格:ひかえめ

ステータス:136(4)-×-110-216(252)-110-132(252)

:ねっぷう/たたりめ/エナジーボール/トリックルーム

気合のタスキを持たせて火力に特化させました。いくつか重要なダメージ感があるので、以下。

電磁波+祟り目(威力130)で、無振り(163-95)ダイマックスドラパルトを確定(≒弱点保険発動後のほとんどのドラパルトを確定)

嘘泣き+エナジーボールで、HS(202-146)ミロカロスを確定

手助け+エナジーボールで、HA(222-76)ダイマックスドサイドンを確定

手助け+ダイソウゲンで、無振り(175-120)バンギラスを確定

守るが欲しい場面も多かったのですが、どの技も切れないのでこれしかないかなといった印象です。ペリッパーの熱湯の追加効果からも祟り目のチャンスがあるので、すばやさは下げても良かったかもしれませんが、下げてしまうと相手フシギバナとのすばやさ関係が分からなくなってしまうので一長一短といったところでしょうか。

 

 

オーロンゲ

持ち物:オボンのみ

特性:いたずらごころ

性格:しんちょう

ステータス:201(244)-141(4)-111(204)-×-110(36)-83(20)

:ふいうち/ねこだまし/でんじは/うそなき

H4n+1で命の珠ブリムオンのマジカルシャインと命の珠ドラパルトのダイスチル耐え調整です。Sガオガエンやオーロンゲなど同族意識で少し多めに降っています。採用理由の電磁波と嘘泣きは確定として、相手のギミックを妨害できる猫騙しとミミッキュの皮やドラパルトのタスキを割る先制技として不意打ちを採用しました。持ち物はフェアリーか鋼タイプの半減実のほうが良かったと思います。

 

 

 【選出】

基本選出①

先発オーロンゲ+シャンデラ

後発ガマゲロゲ+ペリッパー

気合のタスキを盾にして電磁波+祟り目や嘘泣き+熱風・エナジーボールで相手をコツコツ削り、ガマゲロゲの後発ダイマックスで勝ちです。

 

基本選出②

先発トゲキッス+ストリンダー

後発オーロンゲ+シャンデラ

ストリンダーのキョダイカンデンとオーロンゲの電磁波で相手のすばやさを奪い、シャンデラの祟り目と熱風で締めるプランです。後発のシャンデラを通すために、シャンデラより速いポケモンから処理することを心がけます。ストリンダーで相手3体以上に状態異常を撒けないときは、ダイウォールや交代を駆使してキョダイマックスを解き、ストリンダーのオーバードライブ+シャンデラの熱風を通していきます。

 

トリックルーム(このゆびとまれと眠り粉)

先発トゲキッス+シャンデラ

後発+2

手助け+熱風でじわじわ削ってこのゆびとまれ+トリックルームで返してだいたい勝ちです。

 

 

 

【苦手な相手】

トリックルーム+バンギラス

初手にでてくると、オーロンゲ+シャンデラでもトゲキッス+シャンデラでも対処できません。岩雪崩外しや熱風の火傷など運勝ち要素はありますが、期待するべきではないでしょう。

 

サザンドラヌメルゴン

有効な打点がトゲキッスマジカルシャインしかありません。ガマゲロゲのダイアシッド+ペリッパーの暴風で倒すか、サザンドラは無視して他の3体を処理してトゲキッス対面を作る必要があります。

 

 

 

【感想】

PTに範囲技が4つもあるので、サイドチェンジやこのゆびとまれに困ったことは1度もありませんでしたが、濁流や熱風の範囲技、電磁波、非雨下の暴風など命中率の低い技に左右されて負けたゲームも多くありました。逆に、それらの追加効果や麻痺バグで拾った勝ちも多く、全体としてピーキーな構築になってしまいました。おかげで大会終盤に負けを重ねてしまい、最終レートこそ奮わなかったものの、自分なりに納得の行くメンバーに仕上がったかなと思っています。

 

質問等ありましたら@vgc_emにお願いします。